バグったロボット

11月に入ってから、始発で帰宅し2時間だけねむってまた出社という日々がつづいている。上司は「残業しないで帰りなさい」と言いながらあたらしい仕事を渡してくるので、脳みそのどこかがバグっているロボットなんだと思って接するようにした。(一度「今からじゃ間に合いません」と言ったら「間に合わないなら間に合わせて」と返されて「マジすか〜?」と笑ってしまった。マジでした。)

なんでもハイハイ請け負っちゃダメなんだよなあとわかっているのに、どうしても断ることができない。昔からずっとそう。けっきょく残業だけで終わらず、今日も会社に行った。いつもよりカラフルな服の人たちが歩く道を通りながら、残っている仕事をかぞえる。日曜も出社しなきゃおわんないだろうな。

きのう、ちょっとだけでも会おうよと言って時間を合わせてくれた人に愚痴しか話せなくてとても悲しくなってしまった。ごめんねを言い訳にしてどうする。会いたくて会っているのか義務で会っているのかわからなくなって、アーまただなあーと思う。いっそわたしも、笑顔で相槌を打つロボットになれればよかったのかな。