シュタインズ・ゲートの選択

アニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート」)』を観てから、ふとしたときに存在したかもしれない世界線に思いを馳せる人間になってしまった。
「これを勧めてくれたアベハルカ、もしかして2036年で何かあって世界線を移動してきたんじゃ?」とか「多分この出来事は収束点だから何度繰り返しても変えられないんだろうな」とか、気がつけばそんなことばかり考えている。クッ、わたしにリーディングシュタイナーの力があれば……!!!

 

どうも、鳳凰院(ほうおういん)ネネネです。フハハハハ!!!
どこまでも影響を受けやすくてすみません。それにしてもすんごい作品でした。記憶をなくしてもう一度最初から観たい……。

 

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舞台は2010年の秋葉原
「未来ガジェット研究所」と名付けたラボで仲間たちと日々研究に勤しむ岡部倫太郎は、あるとき偶然にも過去へとメールが送信できる発明品を作り出してしまう。時間への興味本位の干渉により、すこしずつ改変する過去と未来。やがて彼らの世界線は避けられない運命に遭遇し……。


タイムリープ系の話ってどうしても矛盾(タイムパラドックス)が生じてしまうと思うのだけれど、『シュタインズ・ゲート』は主人公の岡部(通称オカリン)が「どの世界線でも記憶を保ち続けることができる能力:リーディングシュタイナー」を持っているという設定を組み込むことで、できる限りの矛盾点を防いでいて見事だと思った。

あと、「過去にメールを送れる(Dメール)電話レンジ(仮)の開発」→「Dメールによる過去改変」→「記憶だけ戻れるタイムリープマシン開発」→「タイムマシンが完成する未来」っていう流れもなんかこう、いきなりドカンとタイムマシンが出来上がるわけじゃないから妙な納得感があった。何様ですかって感じですが。

実際に進んでいる時間(オカリン以外)と、タイムリープを繰り返すことでオカリンが体感している時間がちがうっていうのもめちゃくちゃアツイ(わかります、わかります)。それにしてもひとりだけ記憶を継続しつづけるのは想像できないほどしんどいんだろうな……。オカリンの精神力にあっぱれ。

「変えることができない運命の収束点」を変えるために奮闘する12話あたりからの伏線回収がものすごくて、いまいち浮いて感じていたキャラクターたちがどんどん愛おしくなった。ダル〜〜〜〜〜!!!!(めっちゃ好き)

最後まで観て1話を観返さないひとはいないんじゃないだろうか。
「こんなに感動する!?」と自分の情緒にアワアワする。すごい、圧倒的構成力。

 

そして2018年に放送された「シュタインズ・ゲート ゼロ」。賛否わかれているらしいけど、ここまで完璧な続編はないと思うくらいすごかった。まさにゼロがないと『シュタインズ・ゲート』は存在しなかったんだなと。無印の23話に繋がるまでの壮大なストーリー。
厨二病乙!と思っていたオカリンをあんなに愛おしく思うようになるなんて……ウッ……。21話からずっと泣いてました。無印のときよりチーム感が出てよかったです。わたしはやっぱりダルが好き。君に一生、萌え萌えキュンだお〜〜〜〜(号泣)(だれ?)

α世界線とβ世界線、そしてルカ子、フェイリス、萌歌、鈴羽のDメールによって改変があったそれぞれの世界線。(鈴羽の「失敗した失敗した失敗した……」のとき変な声出た。あとFBの存在むずかしかったな〜)
頭がこんがらがって、一生懸命メモ書き出しながら観ました。がんばったので大切にとっておこうと思う。ぐっちゃぐちゃだけど。

 

いやあ、ほんとうに観てよかったです。むしろなんで今まで観ていなかったんだ。存在も知らなかった。
(そういえば、ハリウッドでドラマ化と聞いてびっくりしました。舞台アキバだしオタクとか厨二病感とかどうやって演出するんだろう…? 気になっています。)

 

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タイムリープもので好きなのは、切ない系なら『バタフライ・エフェクト』、ゲラゲラ笑える系なら『サマータイムマシンブルース』かな。
アニメ『時をかける少女』も好きだし(やっぱり「未来で待ってる」「すぐ行く、走っていく」を超える名台詞はなかなかないでしょう)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も数え切れないくらい観ました。デロリアンいいよね!

 

見解が広がる作品はやっぱり語り継がれるものなんだなあと思った。
おすすめしてくれたアベハル、ありがとう。あなたと出会える世界線に生まれてよかったです。

 

エル、プサイ、コングルゥ!!!