遠い星の少年は 『THE FIRST SLAM DUNK』

 

映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観て、わりと本気で生きていてよかったと思った。素晴らしい映画だった。心臓がバクバクしてドキドキして、なんでかわからないけれど気づいたらぐちゃぐちゃに泣いていた。誰がなんと言おうと、本当に素晴らしい映画だった。

 


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映画の事前のあらすじは一切なし。

どうやら主人公は花道ではなくリョータらしい――ということだけは(公式が唯一アップしていた予告編などから)知っていたけれど、果たしてまだアニメで描かれていない原作部分をただ映像にするのか、それともまったく新しいエピソードを描くのか、それさえわからないまま、公開日当日を迎えた。ただ、『SLAM DANK』に育てられた人間のひとりとして、この映画を観ない選択肢はなかった。

 


正直、観るのはすこし怖かった。以前のアニメから声優全員入れ替えだとか、制作スタッフは原作への愛がない(意訳です)だとか、そういったネガティブな意見をやたら目にしたから。わかるのだ。作品の人気が高ければ高いほど、メディアミックスへの観客の期待値も大きくなること。そしてその期待値が大きければ大きいほど、思い描いていたものと違ったときの落胆もそうなること。

だけど本当に怖かったのは、まわりの批判がどうとかじゃなく、わたしの中のスラダンが形を変えてしまうことだった。原作者へのリスペクトを忘れた批評は冒涜(とわたしは思っている)なのに、「原作・脚本・監督 井上雄彦」というどの角度から見ても井上先生の『THE FIRST SLAM DUNK』が、もしわたしの中で「これじゃない」になってしまったら。そんな感想を持ってしまったら。一体どうしたらいい?

 


結局、そんな傲慢な不安は杞憂もいいところで、ただ何も考えずに映画を観ればいいだけの話だった。花道も流川も三井もゴリもリョータも、みんな変わらずにボールを追っていた。あの頃のまま、そこにいた。

 

 

 

※ここからは、ただただ思いの丈を書きなぐります。ちょっとかっこつけてまとめようと思って書き始めたけど無理でした。ごめん。めっちゃネタバレもします。未見の方はお気をつけください。※

 

 

冒頭。いきなり知らなかった新事実を目の当たりにして、リョータのことしか考えられなくなる。ちょ、リョーちん、おまえ!!!!!!!!!! おまえってやつは!!!!!!!!(大声)

そんなチビリョーちんへの感傷に浸る間もなく、テンションがぶちあがるしかないOPへ。井上先生の圧倒的画力で湘北ファイブが息をやどしていく。リョーちん、三井、ゴリ、流川、花道、と順に姿を現していく彼らに胸がいっぱいになっているところで、階段を降りて登場する王者・山王。ここでようやく「やはり描かれるのは山王戦」と理解。やはり描かれるのは山王戦!!やべえ! 一度息を整える。

 

SLAM DUNK」の文字が浮かび上がり、それがそのまま体育館の床となって試合が始まる。演出が神。OPからここまで、ナレーションやセリフでの説明は一切なし。登場シーンで「桜木花道/ポジション・PF」みたいな文字ベースでのキャラ紹介もなし。かっっっこよすぎるだろうがよ。最高。

そのまま始まる山王戦。CG作画のアニメ苦手なんだよなとか言ってすみませんでした。1ミリも気にならなかったし、むしろリアリティすごくていつのまにか映画館じゃなくて体育館にいた。熱量があまりにも本物。

細かいルールを観客とかのモブキャラの会話で補完するのはスポーツアニメあるあるだと思うけど、そういったものもまったくなく試合は進行する。ゾーンプレスとかオフェンスチャージングのファールとか、全部「わかってんだろ?」で進んでいくのめちゃくちゃ気持ちいい。臨場感が半端ない。

 

そしてそんな試合の合間に差し込まれるのが、宮城リョータの半生。わたし、リョーちんのことなんにも知らなかったんだ……ということを嫌というほど突きつけられる。もう絶対に敵わない相手との、絶対に叶えられない約束。怖くても平気なふりをするとき、ポッケに突っ込む震える手。生きるために必要だったバスケットボール。ああリョーちん………………(号泣)。あのシーンのここで泣く、とかじゃなくてずっと涙が止まらなくて、自分の涙がただただ邪魔だった。スクリーン滲んじゃうからもう流れるなよ!と思うのに全然ダメで、タオル常備していてよかった。

 


あと、湘北ファイブの絆(なんて安っぽい言葉でまとめたくないんだけどな)にも胸が熱くなる。

スポーツに限らず、なにかを極めるためには、技術はもちろんだけどやる気、根性、熱意も絶対に必要で。でもチームプレーの競技で温度感にズレが生じてしまえば、そのやる気や根性は逆に足枷になってしまう。それを2年間で嫌というほど知ってしまったゴリのもとに集まった仲間が、あのメンバーで本当によかった。ゴリがありがとうと言ったとき、わたしも本当にありがとうと思った。それに対してみんながおめーのためじゃねえんだよというのもめちゃくちゃいい。そうなんだよな、みんな自分のために頑張ってんだよな。同じ熱量で同じ目線でコートに立てる人たちがいること、どれだけ嬉しかったんだろう。自分よりもあきらめない人たちと一緒にプレーができて、どれだけ心強かったんだろう。

ゴリとみっちゃんが拳をぶつけたときの小暮先輩のモノローグが映画ではなかったんだけど、それが良すぎて頭抱えた。大事なことをあえて言わないという、観客を信頼しきった演出。全方位、ありがとうございますマジで。

 


試合が後半に入ってからは、本当にしんどかった。試合の結末を知っていても心臓が痛くなった。そんな中で何度でも蘇る男・三井、おまえってやつは………!!腕、あがんのかよ、そんなヘロッッッヘロでよお………!!!(原作のトビラの「うそをついたのか 腕が上がらないなんて」「うん うそ」っていうところ大好き)

シュートが決まるときのゴールの音が聞きたくて、それだけで何度でも劇場に行く価値あると思った。本当にさ、試合でシュート決められるってすげえことなんだよ。三井結局スリー何本決めてるんだろ、安西先生、スコアが見たいです……。

リョーちんの手のひらの文字の意味は、試合が進めば進むほど、リョーちんを知れば知るほどぐっと深くなる。お願い彩ちゃん、ずっとリョータのそばにいて!!!!!!!(願望)

お母さんの「行け」からの彩ちゃんの「行け!」からの「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」のカメラワークが天才すぎて空仰いだ。なんだあれ見たことない。あとあそこで流れる第ゼロ感の疾走感よすぎ〜〜〜〜不確かな夢叶えるのさ!!!(嗚咽)

 


ラスト1分は本当に圧巻。音無し、絵のみで勝負するあの原作がそのまま再現されていて震えた。何度でも言うけどカメラワーク天才なんだよな。あとあの、花道の「左手は添えるだけ」が口パク(無音)なのもほんっっっっっとうによかった。たぶん花道、シュート打つときいつもいつもいつも口にしてたんだろうなって思って、あのシュートが決まること知ってたのに決まれって祈った。からの流川とのハイタッチ。音がワッと戻って、湘北のみんなが集まってきて、ああもう本当に最高でした。あの瞬間を見たかった。見れると思ってなかった。ありがとう、本当にありがとうございました。

 


試合の喧騒がスッと落ち着いて、リョーちゃんと家族のシーン。あんな後日があったんだね。あと、山王の選手が廊下を歩いていく場面。沢北さんの涙をこぼす一瞬前の表情のゆらぎがあんまり美しくて合掌した。17年間、バスケのことだけ考えて生きてきたんだよな……………沢北ァ……………

 


そして本当のラストシーン。まじかよ!!!!!って息止まるかと思った。ぐわっと次の興奮が迫ってきた瞬間に流れ出すエンドロールのトップに「宮城リョータ」の名前があって、とっくにボロボロに泣いていたのにもう一回しっかり泣いた。リョーちん、おまえが主人公だよ。本当に本当にかっこよかった。

 

 

 

映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観て、わりと本気で生きていてよかったと思った。素晴らしい映画だった。何度でも言う。誰がなんと言おうと、本当に素晴らしい映画だった。

 

 

 

 

© I.T.PLANNING,INC. © 2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

線香花火

幼馴染から、第二子出産の連絡があった。

母子ともに健康だそうで、まだ本当に真っ赤なままの赤ちゃんと寄り添って笑う彼女の写真が送られてきて微笑む。おめでとう、おつかれさま。ふたりとも健康で本当によかった。そう返事を打てば、「予定日はネネネの誕生日だったのに、ネネネのお姉ちゃんと同じ誕生日になっちゃった。だいぶせっかちな子だった」と返ってきて、ほんとだ、と驚く。

彼女とは、文字通り生まれたときから縁がある。

 

彼女の両親とわたしの父は、かつて同じ会社の同僚だったという。聞けば、わたしのふたつ上の姉は彼女のお父さんに抱っこされたことまであるのだそうだ。彼女の両親は彼女が生まれてすぐに離婚をして、わたしの父はわたしが小学2年生の頃、仕事のストレスで体と心を壊して会社を辞めた。わたしも彼女も、そんな「少し違う」「普通じゃない」家のことをあまり外に話さなかったから、幼稚園からずっと一緒だったのに、お互いの親が同じ会社に勤めていたということを知ったのは高校生になってからだった。彼女が「わたし、父親の顔知らないんだよね」と言ったときの、こぼれそうなほど大きな瞳を覚えている。まじめでしたたかで、線香花火みたいに繊細な女の子だった。

 

10月末、お祝いも兼ねて彼女の実家に行く約束をしている。中学時代、帰り道にいつも蟻の巣をほじくりながら遊んだもうひとりの友達と、3人で。

二度目の出産祝いは何がいいだろう。仕事の合間に頭を悩ませながら、彼女との縁がこれからも続いていくことを、ただただ嬉しく思っている。

2022年夏アニメ備忘録&秋アニメ観るやつリスト

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『シャドーハウス2期』

待ってましたの2期!
グッとミステリー要素強まって1期よりグイグイ引き込まれて観た。
展開が読めすぎて超面白い。これからど~なっちゃうの!?が満載なので3期も全力で待っています……マリーローズがしんどいね………

 

メイドインアビス 烈日の黄金郷』

もうやめてあげて~~~~~!!!!が盛りだくさんで困っちゃった(嘘)。ひどすぎてもはや感情が無。ていうかもうなんだかんだいちばんヤバいのリコちゃんでしょ。
いつも放送翌日の昼休憩のときに観てたんだけど、噂のあの回のときインドカレー食べててマァてなっちゃった。ワズキャンの声が平田さんなのよかったですね~、最悪で!
これも続くのかな? そろそろ原作揃えたほうが良い気がしてるけどまだ少しためらう気持ちが残っています。だって……ねえ?

 

『よふかしのうた』

12話通してず~~っとナズナちゃんのかわいいが更新され続けた。以上!(あとクリーピーOPEDが最高。あの日林檎の木の下共犯で♪)

 

サマータイムレンダ』

4月からの2クール。
原作読んだことなかったんだけど、ちゃんと完結してからのアニメだったから展開が複雑になっても安心して観れました。
ラストはなるほどな~って感じ。あ、でもこれはわたしあるあるなんだけど、タイムリープものだったりタイムサスペンス物でそういう展開…………いや、これに関してはネタバレナシで観たほうがいいと思うのであんまり語らずにおきます。24話通してすごく美しい物語&作画がずっと良!だったのでちゃんと構成されてる作品が観たいっていう人にはおすすめ!だと思う!

 

サイバーパンク エッジランナーズ

ネトフリアニメ! 夏アニメ(というか配信は9/13だったので正直秋アニメ部類なのかも)でぶっちぎりで好きだったのはこれです。刺さりすぎて血まみれになっちゃった。プロメアやらBNAやらでおなじみのTRIGGER制作です。
正直人を選ぶ作品だろうな~と思うのでおおっぴらにおすすめはできないんですが(ちらっと会社で言ったら即観てくれた同僚に「普通に怖すぎたんですけど」て言われた。それでも10話完走してくれるの好き)、エロとグロの塩梅がとってもよくて、地上波でできないことをやってやったぜ!感満載。楽しんで作ったんだろうな~というのが伝わってきて最高でした。臓物がちゃんと臓物。
ただ、原作のゲーム未プレイ勢なので、もしかしたらそのあたり知っていたらまた評価変わるのかも。だからオリジナルの固有名詞をなーんの説明もなくぶち込まれて「!?」てなるところも多々あったけど(アラサカはわかったけどミリテクってなんだっけ!?って思った)、キャラデザとアクションの作画とカメラワークと音楽と演出で全部持っていってくれたので全然モヤりませんでした。デイビット好みすぎて困るしキーウィかっこよすぎて困る。出てきた瞬間好きだと思った。(77
1話から普通に泣いてしまうので電車とかで観るのはおすすめしません……(最終話を飲み会に行く前の電車で観て後悔した人より)

 

 

ちゃんと追ってたのはこれだけかも。

リコリス・リコイル』とか『Engage Kiss』とか『惑星のさみだれ』とかは13話くらいまで観たのにフェードアウトしてしまいました。年々シリーズものを観る体力が落ちている気がしますね。持ち直したらどこかでちゃんと観ます。

 

な~んて言いつつ、秋アニメのラインナップがあまりにも「本気」でおののいています。ぜんぶ覇権じゃん、こんなの!!!
すでに始まったものもありますが、観る予定のアニメは以下。

 

チェンソーマン

僕のヒーローアカデミア6期)

SPYFAMILY 2クール目

BLEACH 千年血戦篇

ゴールデンカムイ第四期

・モブサイコ100

・万聖街

TIGER & BUNNY 2 Part2

不滅のあなたへ Season2

・魔導祖師 完結編

・ブルーロック

名探偵コナン 犯人の犯沢さん

うる星やつら

 

集英社原作のやつは絶対社内でランキング競ってるだろレベルでガチだし(林さん担当作品2つ同時アニメなのすごすぎ)、ドバっとくる続き物系は待ってたからウハウハだし(だけど魔導祖師は本当に登場人物把握できないので不安。がんばります)、『万聖街』は解禁時から超楽しみだったので絶対観るし(ロシャオヘイも観ようね)、なんて思ってたら多すぎてびっくりしちゃった。ちなみにすでに始まったヒロアカとSPY×FAMILY、どっちも初回の時点でもう最高です。ヒロアカ、あのシーンもやるよね??????? 怖すぎてひとりで観れないので相方を隣に召喚しようと思う。

 

そして今日からはゴールデンカムイ4期が始まります…………同時試聴会から観ないとッッ!!!!

グッバイ、シャルムメゾン

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3年半住んだ部屋から引っ越しをした。

先週末、ようやくすべての手続きと荷解きを終え、あたらしい家具のセッティングも済ませたから、ついに全引っ越し工程を終えた、と表現していいと思う。(つまり完了まで約1ヶ月を要しました)

 

単純にやらねばいけないことが多かったというのもあるけれど、今回の引っ越しには体力はもちろん、それ以上に精神力を持っていかれた。ふつうにひとりぼっちだったら耐えられなかったと思う。よく頑張ったねえ自分!よりも、マジありがとうまわりの人々、って感じ。

 

次回の引っ越し(今はまったく考えたくもないけれど)のために、記憶があたらしいうちにいろいろと書き記しておこうと思います。

 

引っ越しを決めたのは6月初旬。

本棚に入り切らない本の量がとうとうそもそもの本棚のキャパまでを超え、ふたりぐらしの2DKに限界を感じ始めた頃だった。そろそろあたらしい家を探してもいいんじゃないかしら、という気持ちでともに暮らす相棒(便宜上そう呼ぶ)にそれとなく引っ越しの提案をしたら、わたし以上に乗り気になり、その週末、ふたりでさっそく不動産屋に足を運ぶことになった。

 

物件探しの条件は、以下の3つ。

・間取りは2LDK以上(リビングにソファを置いてだら〜っとテレビを見るやつがやりたい&個人の部屋必須)
・洗濯機置場がある(前の家はベランダに洗濯機を置いていた。夜洗濯できないのつらかったし冬は死んでた)
・最寄り駅からの距離は徒歩10分圏内(ギリギリでいつも生きていたいから)

 

担当のNさんは、わたしたちの条件と予算を照らし合わせ、20軒ちかく候補の物件をあげてくれた。「女性ふたりが暮らすならこういうところは避けたほうがいいかもしれません」「このあたりは治安いいです」などなど耳寄りトピックスも教えてくれる、人の良さそうなほんわかした人。結局その日はNさんが提案してくれた3軒へ内見に行き、どの家もとてもよかったので、翌日すぐ、そのうちの1軒で入居申し込みをした。

 

Nさんからは、さっそく「入居審査に必要な諸々をください」とメールが届いた。その日のうちに資料も揃えて返信したら、翌日「申込みを済ませました。審査の結果がわかり次第ご連絡しますね」と応答。そのあと続けて「よっぽどのことがないかぎり審査は大丈夫だと思います。ただ、入居する場合は7月分まるっと家賃を払っていただかないといけないので、鍵の受け渡しは6月30日にさせてください」という連絡がきた。6月30日まではあと2週間もなく、まだその当時住んでいた家の解約手続きなどもなにもしていなかったから、そうすると2週間ちかく家賃を二重で払うことになるな……とやや「ム」と思ったが、まあそうよね、貸す側からしたらはやく賃料ほしいよね、と納得し、「わかりました」と答えた。荷物もたくさんあるからゆっくり運べばいいよね。そうだね、そうしよう。相棒ともそう話して、すこし重複する家賃も引っ越し代と考えることにした。

 

それから一週間経った。Nさんからの音沙汰はない。

審査は長くて3日くらいだった気がするんだけどな……(引っ越しを二度経験しています)と、しびれを切らしてメール。翌日、「管理会社せかしてます」という返信のあと、すぐに電話がかかってきた。

 

Nさん「保証会社から電話ってかかってきましたか?」
わたし「? いえ、かかってきていません」
Nさん「あ〜それは……じゃあたぶん審査に落ちてしまったってことだと思います」

 

たぶん審査に落ちてしまったってことだと思います!??!?

 

そりゃ審査するくらいだから落ちることがあるのは重々承知だけれども、よっぽどのことがない限り大丈夫って言ったじゃん! いやよっぽどのことがあったのかもしれないけど、それなら危なそうだということを教えてほしかった。こちとらすでに今の家の解約手続きを済ませてしまっているし、この時点で解約まで二週間弱しかなかった。

 

※ここらでこんがらがってきたと思うので、時系列を説明します。

6/12 内見
6/13 申し込み依頼
6/14 審査申し込み(→ここで6/30までに入居してねと言われ、了承)
6/16 今の家の退去手続き(→6/15は不動産屋が休みだったので翌日に手続きした。7/16に退去することが確定)
6/21 審査の結果来ずこちらから連絡
6/23 「たぶん審査に落ちてしまったってことだと思います」

 

どどどど〜したらいいの???

今の家には7月16日までしか住めないんですけど?????

その混乱をNさんに伝えるも、「いや〜……他の物件探し、お手伝いします」しか答えてくれない。けれども、わたしと相棒はそのあとなかなか予定が詰まっていて、ふたりでまた内見に行けるのは7月9日しかなかった。いや、そこから家決めて16日までに引っ越し完了することなんてできるんか?

 

とりあえず仕事中だったので(本当に仕事して)、いったん電話を切った。この時点で、Nさんへの信用はかなり落ちていた。「審査落ちました」という連絡がNさんから来たならまだしも、「保証会社からの電話の有無で審査落ちの結果を決める」(しかも不動産屋が)なんてことある?という不信感。なんとなく、もういちど某物件サイトでたった今わたしが審査に落ちた物件を検索してみた。ヒット。部屋番号まで同じ物件が、まだ空き物件として出ている。そこに書いてある問い合わせ先の電話番号はNさんの不動産屋とは違う不動産屋だったので、もしかしたらルール違反なのかもしれんなと思いながら、素知らぬ顔でその番号に電話をかけた。

 

不動産屋「はい、◯◯不動産です」
わたし「もしもし、突然すみません。●●(審査落ちたよって言われた物件)って今まだ空いていますか……?」
不動産屋「あ〜すみません、そこ、昨日の夕方申込みが入ってしまって今審査中なんですよ〜」

 

ほほう……? つまりわたしは昨日の夕方時点ですでに審査に落ちていたということなんだろうか(それなら昨日教えてくれよ)。一度審査に落ちた人間が違うルートでもういちど同じ物件に申し込みをする、という諦めの悪い元カレみたいな行動を取っていることに全力でお詫びしながら、「実は6/14にそちらの物件に入居申し込みをしたのち審査に落ちたと連絡を受けた者なのだが、その対応をしてくれた不動産屋さんがどうにもちょっと信用できず、改めて連絡をしてしまった。昨日の夕方に申込みをした方がいるということは、わたしはその時点で審査落ちしていたのか?」という内容を超丁寧に説明してみた。電話口のお姉さんは、「な、なるほど…?」みたいな明らかになるほどじゃないなるほどな返事をしてくれて(そらそう)、「一度営業担当に確認して折り返します」と言って電話を切った。

 

ああ、諦めの悪い元カレ(前述)みたいな手段取ってしまった……これで普通に「そっすね、昨日落ちてますよ」と言われたらもう頑張って新しい物件を探すしかないなと思っていたところ、その不動産屋さんからすぐに折り返しが来た。

 

不動産屋「もしもし、先ほどご連絡受けた◯◯不動産の営業担当、Sと申しますが、◆◆(わたしの苗字)さんのお電話でお間違い無いですか?」
わたし「間違いないです……すみません本当にわけわからない問い合わせを……」
Sさん「とんでもないです〜」
わたし「(やさしい)」
Sさん「あの、お問い合わせいただいていた件なんですけど……●●(審査落ちたよって言われた物件)への申し込み履歴を調べたんですが、◆◆さんのお名前で6/14でのお申込みというのは……その、ないんですよね」
わたし「え?」
Sさん「ですから、そもそも◆◆さんのお名前で申し込みをした、という内容自体が存在していないんです」
わたし「え!」
Sさん「なので、審査に落ちたとか落ちないとかではなく、申し込み自体されていない、というのが実状かな〜と……」
わたし「え〜〜!!」

 

えっ何、じゃあわたし今、申し込みすらしていなかった物件に申し込みしてたんですけどっていきなり言い出して問い合わせしてきたヤバい人間になってるってこと?

それってつまり、付き合ってもなかった人に付き合ってたよねって言ってるような人間になってるってこと!?!?(たぶんかなり違う)

 

タジタジになりながら、「でも申し込みしたんだもん……」を超丁寧な言葉で繰り返す。今すごいメイちゃんの気持ちがわかる。

でも、Sさんは本当にいい人で、わたしの話す支離滅裂な事情を信じてくれた。そして。

 

Sさん「あの、大変言いづらいんですが……おそらく前の不動産屋の担当者の方がテキトーに仕事したっていう……ことだと思います…………」

 

全部の辻褄が合ってしまった瞬間だった。

ああ、そうなんだ。ちょっと心の片隅にあったけどやっぱりそういうことなんだ〜〜!!!

 

これは想像だが、シンプルに申し込みし忘れて、そのあとに他の人が申し込みをしてしまったから言いづらくて審査に落ちたことにしたんだと思う、というのがSさんの見解だった。はあ、さいですか。Nさん、あなたが元凶でしたか。

 

内見のときめちゃくちゃいい人だったのにな、という悲しい気持ちがこみ上げてくる。ただ、後出しジャンケンみたいな言い訳になるけれど、実は要所要所でNさんへの不安な箇所はあったのだ。申し込みの詳細を伝えてもらう際、「●時に電話しますね!」と言われたのにその時間に電話がかかってこなかったり(こちらから連絡してもつながらず、メールを送ったら「すみません、忘れてました(笑)」みたいなテンションだった)、申し込みに必要な書類一式これです、の連絡のあとに「あ、これもでした!」「これも必要でした!」みたいな五月雨連絡をしてきたり……。

 

と、現状への納得はできたけれど、もうすでに別の方が申し込みしているところに割り込むなんてことはできなかった。当たり前だ。では、と電話を切ろうとしたところで、Sさんが言った。「今お申し込みしている方が審査に落ちた場合、ということにはなってしまいますが、◆◆さん第二希望で審査出せるようにしておきましょうか。並行して物件探しもお手伝いします」。

 

捨てる神あれば拾う神あり!!!(使い方たぶん違う)

Sさんが神様に見えて、ぜひ、とお願いした。7月16日には今の家を出ないといけないことまで話していたから、同情してくれたところもあるんだと思う。実際、かなり絶望していたので、初対面(対面すらしてない電話越し)にもかかわらず悲しい声色でいろいろ話し込んでしまっていた。

 

「では、その前の不動産屋に送った内容と同じでかまいませんので、申し込みに必要なあれこれを送ってください。このあとお電話番号宛にショートメッセージで送付先を送ります」。

Sさんへの絶大なる感謝の気持ちを込めながら、送ってもらった連絡先に申し込み書類を一式送付し、申し込み第2候補として割り込ませてもらった。Nさんと比べ物にならない速さで返信が来て、とんとんと申し込みの準備が進んだ(実はここで、書類の不備がバラバラと3つくらい出てきた)(そもそも提出を求められていなかったものなので準備しておらず、あわててかき集めた)(あ〜こりゃもう絶対にNさん申し込みしてませんわ)。

 

結果として、前に申し込んでいた人が審査に落ちてわたしが繰り上げとなり、無事その物件に引っ越すことができたのだが………いやあ、そこまでがあまりにも長かった。

と、書いていたら文章まで長々してしまったので(4500字ありました。マジ?)、引っ越し業者探し編と引っ越し作業編はいつか別記事に続きます。気が向いたらね。

 

※Nさんの後日談もあるが、これは書くと身バレしそうなので伏せておく。時間経ってそれなりに落ち着いてきたけど当時はかなり怒り心頭でしたよ………。

歯列矯正日記

矯正器具を歯に装着して、約三週間が過ぎた。

 

装着初日、「こんなに痛くてつらいの本当にむり、マジでむり」と泣きそうになりながら痛み止めを飲んで布団に潜り込んでいたのに、人間の慣れとは本当にすごい。さすがに同僚がお土産でくれた信玄餅は食べられなかったけれど(器具が取れてしまう恐れがあるので、餅やガム、グミなどくっつくものや、おせんべいやなんこつなど硬いものは食べられない)、一週間も経てば通常営業の生活に戻った。「おしゃかな!!!」と言いながら手を振る遊びにもあっというまに飽きた。

?と思った方は『ファインディング・ニモ』を観てください。

 

歯列矯正をしようと決めたのは、今年の1月。年末年始、実家に帰省して1年ぶりに顔を合わせた母に「ちょっと口歪んでない?」と言われたことがきっかけだった。

もともと顔の右側のほうが発達(という言い方がただしいのかわからないけど、右まぶたのほうが線が濃かったり右のほっぺのほうがキュッと上がったり)していたけれど、わざわざ言われるほど口が歪んでいたとは。ちょうど親知らずを今後どうするか悩んでもいたので、東京に戻ってすぐに矯正歯科に連絡をして、カウンセリングの予約をとった。

ただ、カウンセリングに行けばすぐに矯正がはじまると思っていたけれど、そうではなかった。

 

①いくつか質問に答えて(歯磨きの頻度から生活習慣までかなりの数の質問をされる)、なぜ矯正の必要があると思ったのかを聞かれ、

③歯のレントゲンと型を取って、

③後日、その型をもとにつくられた模型を見て、どのように矯正していくのがベストなのか先生が考えてくれたあと、

④あらためて「矯正するならばこうこうこういう手順でこれくらいの時間がかかります。費用はこれくらいです」という具体を提示されて、

OKでっせと言えば晴れて治療がはじまる

 

――という流れで、治療決定までに一ヶ月弱の期間を要した。

 

しかもわたしの場合、先にもちらっと言った親知らずのトラップにくわえ、先天性欠損歯というややレアなオプショントラップがあった。

 

先天性欠損歯生まれつき永久歯がないこと。存在しない歯に名前がついていてかなり面白い。わたしには上下1本ずつこの先天性欠損歯がいた(実際はいないんですけどね)ゆえに、口内に2本の乳歯が残っていた。乳歯だったことで困ったことは一度もないが、この2本はもともとの乳歯の寿命をかるく倍以上超えているわけで、歯の根っこはもはやないに等しかった。レントゲンを見た先生が「動揺が見られないのが奇跡だよ」と言って笑ったので、わたしは「歯がぐらぐらすることを動揺と呼ぶの面白いですね」と言った。

 

と、まあそういった理由で現在わたしの口内にいる乳歯にはほぼ根っこがないため、現時点での動揺は見られずとも、一生そのまま残ってくれる可能性は限りなくゼロに近いとのことだった。かつ、矯正器具をつけてワイヤーで引っ張れば、おのずと抜けてしまうだろうと。なるほどね。カウンセリングの段階では、親知らずと乳歯2本は先に抜歯して、矯正で残りの歯を動かし空いたスペースを埋めようという計画だったが、あらためて口内をよくよく見ると、先天性欠損歯の生えている(実際には生えていない)位置が超微妙で、空いたスペースを埋めるために他の歯を動かそうとすると逆に歯並びがガタガタになってしまうおそれがあるらしい。結局、空いたスペースには、矯正終了後、それぞれインプラントを入れることになった。矯正費用+インプラント×2本分の費用。予算を軽く大幅にオーバーしてきて、若干くらくらした。

でもわたしの場合、矯正と言っても歯並びを治す必要はなくかみ合わせ調整になる&美容目的ではない&先天性欠損歯がある(実際にはない)ことから、矯正もインプラントも医療控除の適応になるっぽい。神。全然わかんないけどやりかたを歯科衛生士の方がとても丁寧に教えてくれて助かる。ありがとうございます……

 

カウンセリングに行ったのが1月の中旬、そこからなんやかんや先生からの話を受けて、矯正手順が決定したのが3月の頭だった。

オシ、いろいろ承知したぜ!よろしく頼みますぜ!と言ったはいいものの、先生から返ってきたのは「はい、じゃあまずは親知らず2本+乳歯を抜いてきてね」。わ、わかりました!工程長~~~~!!

 

わたしが通う矯正歯科は矯正専門なので抜歯はできず、それ専門の別の歯医者に行かないといけなかった。とにかくはやく進めたかったから、その日のうちに矯正の先生から紹介してもらった歯医者さんに電話して、抜歯の予約。が、最短で4月に入ってからじゃないと空きがなく、しかも親知らずは抜いた翌日にも病院に経過を見せに行かなくてはいけないため土日はNG、さらに1本抜いたらもう1本を抜くために2週間間を開けねばならず、と縛りががちがちにキツイ七並べみたいな制約があって、両方の親知らず+乳歯1本を抜き終わったのは5月の半ばを過ぎた頃だった。(もうひとつの乳歯はあまりにも前のほうの歯なので、歯抜け具合が気になっていったん抜かずに器具をつけてもらうことにした。現時点でやや動揺が見られます。歯抜けになる日も近い)

 

さまざまな工程をすべてクリアして、なんとか抜くべき歯を抜き、ようやく矯正器具がついたのが61日。年明けてすぐ決断したのに、スタートラインに立つまで半年かかりましたよ……。途中でめげなかっただけでも頑張ったねって感じ………(途中から諦めたらそこで試合終了ですよモードだった。ふつうに仕事バチバチにいそがしい中で平日にぜんぶやらないといけないの、会社員にはしんどい)

ただ、器具さえ付いちゃえばこっちのもんっしょ、と思ったけど、いやもう器具付いた瞬間から痛くて痛くてすぐさま全部とって!って泣きつきたくなった。27歳だから泣かなかったけど。

よくよく思い返せば、ぶっちゃけ器具装着前の歯の隙間を広げるために青ゴムというものを詰めたときがいちばん痛かった気がする。(ちょうどそのタイミングで文フリだったので、打ち上げわっしょいのときにずっと「歯痛い」って言っててごめん)

 

とはいえ、冒頭で述べたとおり、3日も経てば痛みもなくなって、装置の違和感にもけろりと順応しました。

歯磨きの手間がそこそこ増えたけど、もともと歯磨きは好きなほうなのでそんなに辛くない(朝、毎食後、寝る前で少なくとも15回は磨いてました。ただ1回の歯磨きに15分近くかかるので、考えてみると1日平均75分歯磨いてるんだ……ウケる)。むしろ達成感みたいなものがすごい。

 

 

月イチで装置の調整を行うので、ゆるゆる記録を付けておこうかな~と書き留めてみました。

あまりにも個人的な口内の事情を読んでくれてありがとうございました。

健康的な歯ライフを送りましょうね~~矯正の先人たちいたら情報交換しよ~~

 

 

 

マイ・ゴールデンウィーク・ダイアリー

 

5月6日公開の『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』、絶対に観たいのにまだ劇場に足を運べていなくてムーーンと思っています。その代わりと言ってはなんですが、せっかくなので楽しかったGWを振り返ろうかなと思ってブログを開いてびっくりしました。2022年、まだ1記事しか更新してなかったなんて!

 

毎期つけていたアニメ備忘録もつけてられていない……ということで(?)、GWオタ活編をお届けします。

 

f:id:neeey:20220511231611j:image▲セブンで売っていた謎のお菓子

 

 

4/29

仕事のある平日より早起きして、「輪るピングドラム」を観に池袋へ。10年前(正確には11年前)のアニメをもう一度描くというから総集編的なものなのかと思いきや、なんとびっくりほぼ新作と呼んでも差し支えないほどしっかり「リサイクル」されていて感動。さすがクラウドファンディングを一瞬でクリアしたピンドラ。この日に備えて全24話を観直していたので、とっちらからずに観れてよかったです。後編もはやく観たい……冠葉……!!!!泣

 

余韻に浸りながら向かったのは、同じく池袋で開催しているピングドラム原画展。もともとチケットは購入していたんだけど、発券を忘れていて来た道を戻ったりローソンを探したりかなりのロスタイムを発生させてしまった(わたしはいつもこういうことをやらかす……同行フレンズは優しいのでニコニコしながらついてきてくれた。ほんとうにいつもありがとうね……)。

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あんな絵やこんな絵があって、それはもう見応えマックスの原画展でした。進むにつれて涙腺がワッとなってしまう。グッズ買う気全然なかったのにちゃっかりマグカップやら購入。テディドラムに捕まるときの手錠も売っていてめちゃくちゃ欲しかったんだけど、いや手錠手錠て!!という冷静さを取り戻してなんとか回避しました。手錠て………

 

たっぷり満喫したあと、今度は4/28から開催しているゴールデンカムイ原画展へ!!! はい、まさにその4/28に堂々完結を迎えたあのゴールデンカムイの原画展です。いざ入場――入ってすぐにわかりました。これはゴールデンカムイ原画展というよりもはやゴールデンカムイ資料館・博物館・美術館だと――

f:id:neeey:20220511230254j:image▲ヒグマとツーショットも撮った

作者・野田サトル先生はフルデジタル作画のためアナログ原稿はないものの、膨大な資料数と合わせてあんなシーンやこんなシーンの抜粋、さらに作者コメントもたっぷりあって、それはもう大満足ッッ!でした。しかもですね、ビビることにまだ単行本収録されていないシーン以外はすべて撮影OK。こんな……こんなことある!?!? ふとっぱらすぎない!?!? 物理的にスマホを熱くしながら最後のコーナーにたどり着いて、その出口のところで静かに爆笑しながら少し泣きました。行った人はたぶんわかってくれると思う。(GWは日付指定のチケットだったんだけど、平日は指定なしのチケット販売してるよ。どうやらめちゃ混みっぽい噂を耳にしましたけども

こちらもそんなにグッズ買う予定なかったんだけど、袋パンパンになっちゃった。いや、でも全然後悔してないです。脳みそマシュマロ最高ッッ!!

f:id:neeey:20220511230324j:image▲入ってないんだけどあと図録とパズル買いました

 

アドレナリンが出まくっていて気づいていなかったんだけど、足が限界を迎えていたのですこし休憩&腹ごしらえ。のあと、また場所を替え今度は『free!』後編を観にいきました。この日で5回目のfree!だったんだけど、いや~~何度観てもいいですね……いい映画は観れば観るほど深みを増すし、細かいところまで気がつけるから回数重ねる意味があると思う。

 

 

 

4/30

午前中、のんびりまったり溜まった家事をやっつける。

13時半からリモートですこしだけ立ち会わなければいけない仕事があったので、その流れでちょこっと作業。切り替えに時間がかかるタイプなので、短い仕事は逆にありがたい(し、リモートだと移動しなくていいから嬉しい)。

夕方は、セブチの映画(with妹)を観に新宿へ。特典はホシでした。かわい~~

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るんるんで帰宅してまったりゴセを流しつづけて、気づいたら寝落ち。休みの醍醐味です。

 

 

 

5/1

前半は4/29を彷彿とさせることしかしていないので割愛します(通算6回目の『Free!』を観て2回目のゴカム展に行った。順番逆なだけ)

からの浅草を散策してコナンカフェ!

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絶対に赤と青を混ぜることになるばくだん丼、美味でした。コナンカフェは始まった2016年?から毎年行ってるけど、味のクオリティがちゃんと上がっていて感動してます。おいしかった~

 

 

 

5/2

リモート仕事デ~。ぽやぽや頭脳でしたがまあ頑張ったと思う。

ヒロアカの新刊とジャンプギガを買うために、朝イチで近所のTSUTAYAにチャリを走らせました。昨日の雨のせいでサドルに水がしみてて、立ち上がったらおしりびしょびしょになって恥ずかしかった(なんの報告?)。

 

 

 

5/35/4

オタ活していないので割愛。HPをチャージ。

 

 

 

5/5

東京リベンジャーズの原画展に行きました!!!やっと!!!やっとだよ!!!(大声)

東京開催のチケットを買えず(抽選落ち&先行落ち)、大阪のチケットも逃し(抽選落ち&先行見逃し)、やっとこさ出向けた今回の原画展、開催場所は名古屋。お母さん、お父さん、ネネネは日帰りで新幹線に乗るような大人になっちゃったよ………(都民です)

 

8時前の新幹線に乗ったので、名古屋には9時半過ぎに到着。モーニングしよ~、と新幹線の中で調べたあんバタートーストのお店に行ったらありえないほどの長蛇の列だったので、なんとか並んでいないあんバタートーストのお店を散策しました。そしたらほんとうにびっくりなんだけど、そのあと4つくらいのカフェめぐったのにどれも長蛇、長蛇、長蛇の列!!!全員思考回路同じなのか!?!?!

こりゃ諦めますかねと思ったところで、逆にお客さんがひとりもいないカフェを発見。どうやらあんバタートーストはメニューにないみたいだけど、あんバタークロワッフルがあった。クロワッフルてなんやねんと思いながら、並びたくない意思&「あんバター」と名が付くものがどうしても食べたいという意思が強かったので入店。いやあこれが大正解でした。ワッフルのかたちしたクロワッサン(な~るほどねクロワッフル「理解」りました)はサクサクフワフワだし、あんバターとデニッシュの相性は最高。

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ごきげんで空腹を満たして、いざ原画展へ!

 

原画展に入る前、検温をしたら証拠として「東京卍會」て書かれた黒マスクをつけなくちゃいけなくて、必然的に中にいる来場者全員いかつくなってた。すごいシステム……

人物はもちろん背景の描き込みもすごくて見入ってしまった。ヒャ~すごかったなあ……黄金マイキーも見られてよかったです。和久井先生直筆の色紙と、タケミチとマイキーの中の人のサインもありました。

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原画展をたっぷり堪能したあとは、せっかく名古屋にいるんだぜ!?ということで味噌カツを食べに行きました。こちらは全然並んでいなくて一瞬でお店に入れた。味噌カツ、今までも食べたことあったけど、マジで「う、ウマ~~~!!!」て感じの美味しさで幸せ噛み締めちゃいました。最近胃袋の縮小に悩んでいたけど、全然ぺろり、余裕も余裕。美味しいご飯は世界を救う。

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翌日は仕事デーだったので、16時過ぎの新幹線で帰路につくことに。ず~っとしりとりしてたら着きました。1時間半しりとりができる友達がいるって幸せだと思う。(小学生?)

 

 

 

5/6

リモート仕事デ~。ちゃきちゃき働く。GW明けやばいかもしれない予感は、今思えばこの頃からがなんとなくしていた

 

 

 

5/75/8

オタ活してないので割愛。小中の友達と久々にBBQとかしちゃって、翌日二日酔いに苦しんだりもしちゃった。何度やったって学習しないあたしって、ほんとバカ……そんな中であべはるとmeri-kuu会議したり、3年ぶりのリアルライブに行ったり、やるべきことと楽しむべきことを満喫した~~~

 

*****

 

そして時は過ぎ、GWも終わってはや3日経った本日。仕事のゴールがなんとか見え始め、現在投げたボールが返ってくるのを待っているところです。きっと明日、好きな言葉を言えると思う。そう、あれ、あれだよ。………ふふふ………

 

合間でちょっとずつですが仕事以外の諸々にも手を付けているので、近いうちにまた新しいお知らせできるかな~と思います!

 

とりあえず直近は、5/29の文フリ東京!meri-kuuの新刊の行方、見守ってて~~〜〜~!!!(がんばります、マジで)

 

 

 

 

2021年秋アニメ備忘録

今!?!?!?!?というリアクションをいただきそうですが、はい。今やります。2021年秋アニメ備忘録! とっくに2022年はいって一ヶ月たつのにね~~~あけおめ!(遅)

 

2021年末から仕事がそれはも~~忙しくて、すったもんだで結局今も全然落ち着いてはないんですけど、自分のためだけにとっていたメモをようやく整えたので備忘録を更新します。ほっとくとすぐ忘れてしまうので。(最近の怒涛すぎるワークライフについても書きたいことが溜まっている、というか日記にはそればっかり書いてるんだけど、あまりにも事細かすぎるので全世界公開はやめておくね……

 

秋アニメは、以下作品を観てたよ!

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『王様ランキング』

絶賛2クール目も放送中! 放送前から期待値高かったけど、それをさらに上回る最高の出来だと思います。1話ごとのクオリティも高いし、続きが気になる終わり方も最高。ボッチとカゲの友情とヒリング様の愛にドバドバに泣かされちまう。

デスパーさんが好き~~。言ったとおり今も放送中なので、さてどうなることやら、とドキドキしてます。OPEDもめっちゃいい!

 

 

takt op.Destiny

(あけおめツイートを差し込む)

制作MAPPA、主人公声優が内山昂輝、というだけで絶対観るゾ~と思っていたんですが、いやあいいオリジナルアニメでした。脚本も面白かったし演出がよかったです。あとやっぱ作画クオリティ高。

音楽が禁じられた――というか、音楽が鳴ると「D2」という怪物が襲ってきてしまうから禁止になった――世界で、ピアニストの少年・タクトがその怪物と戦う、という話なんだけど、12話でよく収めたなと思うほどきれいに話がまとまってたと思う。いきなり絶望から始まる話は最近少なくない気がするけど、その中でもギャグパート多いし、タクトの性格が結構毒っけあるしで新鮮なところも多かった。完全ファンタジーだけど結構今の世の中とリンクするところもあって、観ていてヒリヒリもしました。ていうかやっぱり内山昂輝の声が良すぎるんですよねぇ……なんだかんだで、わたしはやっぱり内山昂輝の声がいちばん好きなのかもしれない……内山昂輝1クールを毎週聞いている女)

 

 

『ブルーピリオド』

原作マンガ大好きで追っていて、アニメ化決まったとき嬉しくてちょっととびはねちゃったやつ! だからこそのちょっと辛口意見もあるんだけど、相対的に見てとってもよかったです。

(以下そのちょっと辛口意見です)

まず、矢口八虎。わたしは『ブルーピリオド』では飛び抜けて八虎推しなんですが、器用だからこそ迷ってしまう彼の性格、それなりに何でもできてしまうからこそぶち当たってしまう壁、という八虎の葛藤を、もうちょっっっっっっと演出で噛み砕いて描いてほしかったなあ、という気持ちをやや持ってしまいました。なんていうんだろう、テンポ感? そもそも原作をカットしているところとかも気になったけど、それはまあ話数収めないといけないだろうからしょうがないとして、たとえば「渋谷の朝の風景の絵を『いいな』って言ってもらえて嬉しくて涙が出てしまうシーン」の”間”とか、ユカちゃんとセルフヌードを描き合うときの会話のスピードとか、あともうワンテンポ分とってもいいんじゃないかなあ思っちゃった。『ブルーピリオド』って、もちろん美大を受験する難しさだったり、八虎がひとつずつ自分の課題を克服していく達成感だったり、そういうのも魅力だと思うけど、やっぱり人物描写がとびぬけて最高な作品だと思うから。

あと、これは完全に最近自分の目が肥えてしまったせいだなと思うけど、作画もうすこ~し気合入ってくれたらうれしかったなあ。絵の話だし……って、なんだかいきなり喋りはじめてしまってネガティブな印象強めになっちゃったら申し訳ないんだけど、それでもすごく丁寧にやってくれたなって思います。2期もやってくれ~~~待ってるよ~~~~~~

youtu.be

あとやっぱ『ブルーピリオド』と”群青”コラボが最高だった……(もちろんアニメもよかったんだよ!)

 

 

86-エイティシックス』

はい第2シーズン! 1シーズンの「期限付きの地獄感」が最高だったのでちょっと味付け変わった?感は否めないけど、それでもちゃんと絶望色強めなのがいいですね。わたしは千葉翔也さんの声も好きなんだよね………………(『BANANA FISH』のシンスウリンの「ボスになんてなるんじゃなかった」、好きすぎて鬼リピートしました)

 

 

『さんかく窓の外側は夜』

ヤマシタトモコ先生~~~!!!!こちらも原作マンガが大好きで、楽しみと緊張で待ってました。前回の2021年夏アニメにもちらっと書いたんだけど、TV放送された第1話を録画予約していたら、わたしのブルーレイの調子が悪かったのかメッチャガタガタな感じで再生されて、かなりホラーでした。2話もじゃっかん怪しくて、それ以降はそんなことなくなったんだけども……雑誌のインタビューで、声優の羽多野渉さんが「テストでもらうDVDがいつもバグって再生されなかったんですよ(笑)」みたいなこと答えていたのを思い出して、「わたしもでした!!」と言いたくなりました(言ってません)。

で、肝心のお話のほうなんですが、前半はこちらもちょっと作画不安感あったんだけど、進むにつれて全然気にならなくなった。正直声優も最初は島﨑信長ではないのでは!?とか思っちゃってたんだけど、いや~~どんどんぴったりになりました。ああいうバディもの、ブロマンスもの大好物です。ちゃんとずっと怖かったのもよかったな。ホラーアニメって塩梅難しいだろうな~と思うけど、もっと増えてほしい気持ち! ていうか愛ってなんなんだろうと思った。呪いと愛は紙一重……

 

『吸血鬼すぐ死ぬ』

あたますっからかんにして観れるギャグアニメ。最高すぎて何周も観てる。家で仕事するときとかBGMにしちゃってるよ。すぐ死ぬ吸血鬼とそのハンターの話です。以上。2期決まったの胸熱〜〜!!!

細谷佳正出てるんや~!の気持ちで観たら最&高だったので、毎日に疲れている人にとってもおすすめ!)

 

あと『海賊王女』も観ていたんだけど途中離脱してしまって……!! 録画が途中からできていなくて、しかもこの作品FODでしか配信していなくて、どうやって追いかけていいかわからずにいる。いつかネトフリにもきますか?(それかU-NEXTかアマプラかHulu……

 

 

とまあ、2021年秋アニメはこんな感じでした!

 

このままダラダラ書き進めたら、ふつうに冬アニメの話題にも触れてしまいそうなんだけど、それはまた今のクールが終わったタイミングで更新したいなと思ってます。

(とりあえず、『鬼滅の刃 遊郭編』『進撃の巨人 Final season』『時光代理人』『東京24区』『王様ランキング』『平家物語』あたりはリアタイで追ってるけどどうなるかな~て感じ)

 

あと、2021年のアニメと言えば、いやあ『劇場版 呪術廻戦 0』マジはんぱなかったですね………(突然のギャル)

12/24の最速上映勝ちとって観てきたけど、なんていうか、あの観終えた午前3時の空気はたぶん忘れないと思う。本作への想いは別のところで語り尽くさせてもらっているので、わたしの本職を知っている方はそちらを読んでいただけると嬉しいです……(誘導)

 

2021年ぜんぶひっくるめたアニメランキングは、冬クールのアニメも終わってからやろうと思う!元気があれば!!

 

いつもに増して乱文&しっちゃかめっちゃか感否めないですが、お付き合いありがとうございました!

2022年もたのしいアニメライフを送ろうね~!!(なるべく早めにワートリを追いかけます)

 

おやすみなさい!明日も仕事!