カメラロールにいつかの桜

在宅勤務になって早1週間が過ぎて、このままGW明けまで継続することが決まった。非日常が日常になりつつあって、当たり前のようにオンラインで仕事をしている。
そこそこ慣れてはきたけれど、慣れてきたゆえに職場の人たちの足を引っ張りまくっていることをじわじわ感じてはへこんでしまう。

しんど〜〜〜〜!!!!と思ったことをバーーッと箇条書きにしてみたらすこし回復した。
「なぜしんどいのか」を文字化して(2500字あった)、己の弱点把握能力だけはすごいなと思ったら悩んでいるのがばかばかしくなってきたのだ。兎にも角にもわたしという人間はわたししかいないので、この状況を乗り切るべく今はがんばるしかないのであります、まる。(ウジウジしても仕方ないので強制終了です)


昼は、冷凍していたロールキャベツをあたためて食べた。食器を洗っているところでおばあちゃんから大量の野菜が届いて、そういえばそんな連絡をもらっていたと思い出す。在宅勤務が始まってから自炊生活なので、冷蔵庫はちょっと苦しそうだった。切り干し大根やひじきもたくさんあって、ありがとうの電話をかける。会えないけど、その分いつもより家族とのやりとりは増えたんじゃないかと思う。

 

両親のケーキ屋は、テイクアウトのみで営業をつづけている。いっぺんに店内に入るお客さんはひと組までとお願いしているらしい。幸いにも客足は減っていないようだけれど、時間の問題かもしれない。あと少しでオープンから1年、いろいろ企画を考えていたみたいだったのにな。

父はそのぶん、あたらしいケーキの開発に勤しむつもりだという。へこんでいるところ娘に見せたくないんだろうな、となんとなくわかったからなにも言わなかった。わたしも家族にへこんでいるところは見せられない子どもだった。けっきょく似た者同士なのだ。

 


届いた野菜たちを冷蔵庫に詰め終えてもまだ時間があったので、yoeちゃんのネプリを印刷しにセブンに行った。3日ぶりの外界。想像以上にあたたかくて、もうジャケットは春物でじゅうぶんなんだと思った。この間までピンクだった桜もすっかり葉桜になっていて驚く。人影はまばらだった。

前職で最後に担当した冊子がセブンにおいてあって、パラパラめくった。見本誌、たぶん届かないんだろうな。まあいいんですけどね。

 

 

△去年書いたエッセイ